『西都原古墳群』完成間近

次回配本の1点の形が出来上がってきました。
10月中旬刊行予定です。ご期待ください!

シリーズ「遺跡を学ぶ」121巻
古墳時代の南九州の雄 西都原古墳群
東 憲章(宮崎県立西都原考古博物館学芸員)

宮崎県中央部に位置する西都原(さいとばる)古墳群には、三〇〇基以上の古墳が存在する。複数の集団がそれぞれ前方後円墳を築造した四世紀代、二基の九州最大の古墳にまとまる五世紀前半、小規模円墳と地下式横穴墓が群集する六世紀代と、台地上に繰り広げられた古墳の展開を明らかにする。

 

『中ッ原遺跡』が紹介されました

シリーズ「遺跡を学ぶ」120巻『国宝土偶「仮面の女神」の復元 中ッ原遺跡』(守矢昌文著)が、『信濃毎日新聞』9月3日の読書欄で紹介されました。
「文字がない時代の実態を、モノで実証しようとする考古学の真髄に触れられる一冊だ」

『京都 知られざる歴史探検』チラシ出来

近刊の『京都 知られざる歴史探検』上・下巻
山田邦和著、46判288ページ、オールカラー、各予価2000円+税、10月刊
のチラシが出来ました。
欲しい方、お近くの方々に配布してくださる方、ご連絡いただければ、お送りいたします。

10月新刊予定 1

シリーズ「遺跡を学ぶ」の8月配本がすみ、小林青樹著『倭人の祭祀考古学』も発売になって、そしてお盆もあって、少し休めるかと思っていたら、もう9月から10月に刊行する本の制作で大忙し!

秋の注目新刊のひとつは、同志社女子大学教授・山田邦和さんの著作『京都 知られざる歴史探検』(上・下)。
ご存じ、京都生まれ・育ち・在住の山田さんは、京都の街角に残る歴史の痕跡を知り尽くしています。それを楽しく、探訪してゆきます。
たとえば、
「将軍御所の側にあった遊女町」
「秀吉は、なぜ将軍にならなかった?」
「神様でも流罪にされる」
「仏像も脱出装置をもっている」
「映画に出演した古墳」
とうぐあい・・・10月上旬には刊行します。

押出遺跡を探訪

山形県高畑町の押出遺跡に行ってきました。シリーズ「遺跡を学ぶ」で執筆していただく水戸部秀樹さんが案内してくださいました。
押出遺跡は、大谷地とよばれる湿地帯(今は整備された水田になっていますが、かつては腰まで浸かって田植えをしたということです。白竜湖に面影が残っています)の微高地にあり、今は幹線道路際になっていました。
縄文時代の遺跡で、石器の製作片や漆塗りの道具、土器、クルミやヤマブドウなどがたくさん出土しているそうです。
少し離れた「うきたむ風土記の丘考古資料館」で、有名な赤い彩漆土器の復元などをみました。解説版では竪穴住居があったという説明でしたが、水戸部さんは住居跡ではなく、湿地帯で沈んでしまう土地の土留めの杭跡と考えているようです。果たして、押出遺跡とは何だったのか? 原稿が楽しみです。来年の夏には刊行できる予定です。

 

『国宝土偶「仮面の女神」 中ッ原遺跡』できました!

お待たせいたしました。『国宝土偶「仮面の女神」中ッ原遺跡』が出来ました!
ただ、書店に並ぶのはお盆明けになります。もちろん全国の書店などで予約できます。


信州八ヶ岳西山麓の大規模集落から出土した大形の仮面土偶。「縄文王国」と冠されるほどに繁栄した山麓の集落群が急激に減少する縄文時代後期、縄文人は、死者にたむけたように埋置されたこの土偶にどんな願いを込めたのか。発掘を担当した著者がその謎を解き明かしてゆく。

第1章 「仮面土偶」の発見
1 THE POWER OF DOGU
2 仮面をつけた土偶発見!
3 「仮面土偶」の掘り上げ

第2章 よみがえる「仮面の女神」
1 復元とレプリカ製作
2 愛称「仮面の女神」の誕生
3 国宝指定へ

第3章 中ッ原縄文ムラを探究する
1 中ッ原遺跡調査の歩み
2 縄文文化繁栄の地
3 中ッ原縄文ムラの盛衰

第4章 「仮面の女神」を探究する
1 どのようにつくったのか
2 「仮面の女神」の系譜は
3 どのように扱われたのか

第5章 八ヶ岳西麓の縄文文化の終焉
1 八ヶ岳西麓の縄文ムラの盛衰
2 中ッ原ムラの終焉と「仮面の女神」
3 中ッ原遺跡の保存

国宝・火焔型土器の遺跡

越後湯沢駅でほくほく線に乗り、十日町市博物館に行ってきました。ご存じ、国宝「火焔型土器」を収蔵・展示する博物館です。
副館長石原正敏さんに、シリーズ「遺跡を学ぶ」にこの火焔型土器が出土した「笹山遺跡」を執筆していただきます。火焔型土器についてたっぴり解説してもらいます。
笹山遺跡は信濃川の河岸段丘にありますが、思ったよりも高い位置で、対岸まで見下ろすような場所でした。
今年の12月に刊行予定です。ご期待下さい!

『倭人の祭祀考古学』まもなく!

いよいよ、小林青樹氏(奈良大学教授)の書き下ろし新刊の形が見えてきました。
新たな内容・挑戦というつもりで制作しています。
カバーは、小林さんのトレースした銅鐸の線画にしました。銅鐸や顔壺の写真を用いれば、それなりに迫力があるのでしょうが、それでは既視感が強く、今までの本と違いを出したく、あえて押さえた調子のカバーにしました。8月4日見本です(定価2500円+税)。

列島と東アジアの考古学から倭人の心性世界にせまる。
縄文文化と大陸文化の融合によって生まれた日本人の信仰世界の基層である倭人の祭祀は、縄文系・中国中原(農耕民)系・北方遊牧民系の大きく三つの文化系統の祭祀が融合した独特な祭祀文化であることがわかってきた。稲作農耕を根本とした祭祀であるという従来の考え方を見直す。

●目次
プロローグ 祭祀と象徴の考古学
第1章 性の祭祀
第2章 装身と仮面
第3章 剣崇拝
第4章 戈の祭祀
第5章 戈と盾をもつ人
第6章 杵で臼をつく人
第7章 弥生絵画の体系
第8章 絵画の起源と系譜
第9章 銅鐸文様と祭祀
第10章 異形の身体
エピローグ 倭人の祭祀と社会 形成と変容

『綿貫観音山古墳』予約開始

シリーズ「遺跡を学ぶ119巻『東アジアに翔る上毛野の首長 綿貫観音山古墳』(大塚初重・梅澤重昭著)は、120巻『中ッ原遺跡』より一足早く、7月31日には発売開始となります!
(全国の書店やamazonですでに予約できます)
私は、今年の2月に現地を見学したのですが、上州空っ風の吹き付ける快晴の日で、墳丘に上がると榛名山・赤城山を展望することができました。石室内も見学できます。
また、7月15日にリニューアルオープンした近隣の群馬県立歴史博物館では、出土した埴輪(重要文化財)を見ることができます。