文化財を考える

『縄文時代ガイドブック』や『縄文時代史』の著者、文化財保存全国協議会常任委員の勅使河原彰さんから、『明日への文化財』という原稿を受け取った。「戦後の文化財保存運動の歴史を跡づける」もので、文化財保存全国協議会45周年の記念企画である。

僕は、シリーズ「遺跡を学ぶ」という、一遺跡一冊で紹介する本を編集しているが、多くの遺跡で、大切に思って日々保存に努力した地元の方がいたことを教えられる。

遺跡そのものやそこから出来上がった歴史の話は面白いが、面白いからこそ、もっと文化財保存のことを真っ直ぐに見つめなくてはいけないと思う。そのための本になるように作りたい。

本企画に登場する保存運動にかかわる遺跡は、大きく取り上げるのは、月ノ輪古墳、イタスケ古墳、平城宮跡、池上曽根遺跡、伊場遺跡、裏山遺跡、田和山遺跡、それと災害遺跡、戦争遺跡の10項目。それにコラムで、登呂遺跡、岩宿遺跡、南堀貝塚、綾羅木郷遺跡、田能遺跡、加曽利貝塚、多摩ニュータウン遺跡群、摂津加茂遺跡、難波宮跡、青木遺跡、塚原古墳群、三ツ寺Ⅰ遺跡、吉野ヶ里遺跡群、鷲城・祇園城跡、鞆の浦、平泉柳之御所、神戸港震災メモリアルパーク、木籠メモリアルパーク、首里城、原爆ドームの20項目。
どこにも長く関わった人たちの味のある文章にふれることができる。

来年の5月に発行する予定である。

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