野宿者協同組合「ぽたらか」

昨日、平尾弘衆さんと新しい企画の打合せをした。弘衆さんとは2001年に『尼僧が行く!』以来の本作りになる。この16年、弘衆さんは、ホームレスが自ら住む家を確保し、仕事をしようという試み、野宿者協同組合「ぽたらか」をやっている。その活動の顛末を本にしようという。

「ぽたらか」の活動の中心は「無料低額宿泊所」である。無料低額宿泊所といえば、NHKのドキュメンタリー番組が「貧困ビジネス」という言葉で、ホームレスを喰い物にする連中の利用した制度として有名になった。「貧困ビジネスと間違われませんか」と訊いたら、「あえて言えば、ホームレスによるホームレスのための貧困ビジネスです」と弘衆さん。

「あいかわらずホームレスは汚く、おかしな人という一般観念がある。常識から外れているかもしれないけど、その気持ち、振る舞いは誰もが抱えていることでは。それを正直に出してしまった、ある意味、人間的な人たち」という。

「とんでもない」ことは、やはり「とんでもない」ことなのだろう。でも、「なぜ、とんでもないか」を考えていくと、常識のほうが「とんでもないのではないか」という局面が見えてくるのか。魅力的だが危険な企画になりそう。

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