『日韓〈歴史対立〉と〈歴史対話〉』

今日の新聞夕刊によると、日韓首脳会談が開催されるそうだ。3年半ぶりとのこと。こんなに長い間会談が行われなかった原因は、日韓の歴史認識の対立にある。今回の会談でも朴大統領は、「従軍慰安婦」問題の「解決」を求めるという。

この日韓関係について多くの人は、「両政府は、いいかげんうまく処理してくれないかなあ」と思っているのではないだろうか。しかし、「日韓の歴史認識の対立」とは何か、その実際は案配知られていない。その点を問題にした翻訳書を、ただいま編集中だ。

日韓どちらにも偏らず、問題と経過を整理し、和解への提言を記した書である。

『日韓〈歴史対立〉と〈歴史対話〉──「歴史認識問題」和解の道を考える』
著者は、鄭在貞(チョン・ゼジョン)さん。韓国でこの問題の専門家。
定価は2500円+税で、11月上旬に刊行の予定。

カバー03

鄭さん曰く、「日本と韓国の歴史認識の対立は、今やうんざりするような陳腐なテーマだろう。しかし、実際には歴史認識と教科書問題の本質は何なのか、その根源はどこにあるのか、両国は今までこの問題をどのように扱ってきたのかを正確に知る人はさほど多くない。正しく知らないために、韓国と日本の間で歴史認識の対立が激しく噴出するたびごとに、事実に合わない脈絡から脱却できない言説が横行し、このことがさらに誤解と偏見を増幅させ、問題解決をより困難にさせているのである。」

日本考古学協会・奈良大会に出展

今週末17日(土)、18日(日)に、奈良大学で日本考古学協会の大会が開催されますが、18日(日)の図書交換会に当社も出展いたします(10時〜15時)。場所は体育館です。

シリーズ「遺跡を学ぶ」の全点や他の考古学図書を展示します。ぜひ、この機会に手にとってご覧下さい。

『島に生きた旧石器人・沖縄の洞穴遺跡と人骨化石』

シリーズ「遺跡を学ぶ」のもう一つの最新刊です。

第2ステージ第2回配本(10月1日)第104巻は、
『島に生きた旧石器人・沖縄の洞穴遺跡と人骨化石』山崎真治著です。
http://www.shinsensha.com

遺跡シリーズ104カバーout

アフリカを旅立ち、東アジアに拡散した現生人類は、四万〜三万年前、海を渡って沖縄の島々へ到達した。石垣島の白保竿根田原(しらほさおねたばる)洞穴遺跡と沖縄島のサキタリ洞遺跡からみつかった人骨化石や貝器から沖縄人類史の謎に迫る。

旧石器時代の全身人骨として有名な港川人の謎。人骨が出ているのに、使っていた道具、たとえば石器や暮らしの痕跡が見当たらない。その沖縄人類史の謎に、著者は新たな二つの洞穴遺跡の発掘調査から迫っていきます。

 

『黄泉の国の光景・葉佐池古墳』

シリーズ「遺跡を学ぶ」の最新刊です。

第2ステージ第2回配本(10月1日)第103巻は、
『黄泉の国の光景・葉佐池古墳』栗田茂敏著です。
http://www.shinsensha.com

遺跡シリーズ103カバーout

愛媛県松山市の郊外、道後平野をみわたす丘陵上で未盗掘の古墳がみつかった。一四〇〇年あまりの時をへて慎重に開けられた石室内には「記紀」が記す神代の説話、イザナキの黄泉の国訪問譚を彷彿とさせる光景がひろがっていたのである。

「記紀の説話は、横穴式石室内における行為や光景を説話化して表現したものだと古くからいわれている。遺骸を納める玄室を黄泉の国に、羨道をヨモツヒラサカに、閉塞石を千引きの石に置き換えて物語が構成されているというのである。一号石室内での被葬者Bの、多量のハエにまみれた姿は、奇しくもこの黄泉の国説話におけるイザナミの姿を彷彿とさせるものとなった。」

ブログ再開

しばらく休眠中でしたが、ブログを再開いたします。

新刊・近刊・近未来刊(?)情報、イベント情報、編集作業で考えたこと、発見したことなどを記していきます。

とくに、シリーズ「遺跡を学ぶ」の次回以降の刊行遺跡を取り上げます。

よかったら、たまに見てください。